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ウォッチ用語解説

“小宇宙” と呼ばれるほどに奥深い腕時計の世界は、難解な用語が理解できれば楽しさがさらに倍増します。
「素材」「パーツ」「機能」に至るまで、150におよぶ専門用語をわかりやすく説明した、初心者・上級者問わず、時計を愛するすべての方に向けた用語解説です。

  • ア行
  • カ行
  • サ行
  • タ行
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  • ワ行
  • A~Z

ア行

ア

穴石
歯車の軸の受け部分に使われている人工宝石。一般的には人工ルビーや人工サファイヤが使用されている。石・受石ともいう。
アップライトインデックス
文字盤から浮き出て見えるインデックス。背部の足を文字盤の小穴に差し込んで固定する植字型と、文字盤自体をプレスして凸面を設けたプレス型がある。
アナログ
時針・分針等、針で時間を表す時計の通称名。
アラームウォッチ
指定時間を音で知らせる機能のこと。クォーツ(電池式)の特にデジタル式ではポピュラーな機能だが、機械式時計にも存在する。
アンクル
テンプとガンキ車の間の位置にある部品。一般的には二股の様な形で二股側の各先端に爪石が取付けられており、ガンキ車に一定の法則の時間を伝える役目を担う。脱進機を構成するパーツの一つ。

イ

一番車
時計のパーツの名称で香箱のこと。(⇒香箱参照
インダイアル
多軸時計に搭載されている計器のことで、文字盤の中に独立した針とサークルを持つ。たとえばクロノグラフのスモールセコンドや30分計、12時間計を指す。
インデックス
文字盤上の時刻をあらわすマークのこと。アワーマーカー。棒字タイプや数字タイプなどがあるがバリエーションは豊富だ。

ウ

ウォータープルーフ
防水加工が施された時計のこと。
受石
歯車の軸の受け部分に使われている人工宝石。一般的には人工ルビーや人工サファイヤが使用されている。
穴石・受石ともいう。
裏蓋
時計のケースの裏側の蓋。このパーツを開けることにより、ムーブメントを取り外すことが出来る。

エ

エスケープメント
機械式メーブメントにおける脱進機のこと。ゼンマイのエネルギーが一度に放出させるのを制御し、同時にそのエネルギーをテンプの規則正しい往復運動に変換させるための装置で、ガンギ車とアンクルから構成されている。
永久カレンダー
大小の月の日数に対応して前月末の翌日に1日を自動表示でき、閏年調整のため4年に1回転する回転板が付加されたカレンダー機構。パーペチュアルカレンダーともいう。通常永久カレンダーは西暦2100年まで無調整で対応することが可能。
エナメル仕上げ
エナメルとは琺瑯ー(ほうろう)のこと。速乾性があり、文字盤や金属面の宝飾に使われることが多い。着色被膜で焼き付け加工をすると美しい光沢が醸し出される。
エボーシュ
ムーブメント製造専門のブランド。ETA社が有名。
エル・プリメロ
ゼニスが1969年に開発した世界初のクロノグラフ専用のムーブメント。ロレックスの旧モデル、デイトナの16520等のムーブメントは、エル・プリメロをベースに約200点の部品が改良され搭載されている。
エングレービング
ムーブメントや裏蓋に施される彫刻のこと。高級スケルトンモデルに施される場合が多い。エングレービングの職人は世界でもごく少数しかいない。

オ

オイスターケース
OYSTERとは牡蠣(かき)こと。ロレックスのケース(時計のボディーに当たる部分)と形状(製造方法含む)の呼称。牡蠣のように頑丈で、気密性が高いことからその名が付いている。鋳型(いがた)に素材を流し込む方法ではなく、素材の塊からくり貫いてケースの形状に研磨するため、継ぎ目がなく機密性が高まり強靭に造ることができる。
オイスターバンド
ロレックスで最初に採用されたブレス形状。現在では主にSSモデルやスポーツモデルに採用されている、ブロック型の3列バンド。
オーストリッチ
ダチョウの革で、表面に羽根を抜いたあとの丸い突起がある。鞄や靴などの他、時計ではベルトの表革としても使われる。
オートクォーツ
時計内部に発電機を組み入れ、クォーツ時計として駆動させる機構。開発ブランドによりさまざまな機構が発表されている。
オートマティック
機械式時計においては自動巻きを指す。
オーバーホール
ケースの中からムーブメントを取り出し、分解、洗浄及び消耗品を交換した後、組立て、注油し、時間の精度を調整する作業。3~5年毎に一度するのが理想的で、機械のコンディションを長期間良い状態に保つため必要。(当店でお買い上げの時計は格安にて実施しております)
オーバルケース
楕円形ケースのこと。縦長タイプが普通だが、まれに横長のものも存在する。

カ行

カ

カーベックス
腕にフィットするように、ケースが大きくカーブしているデザイン。1930年代にグリュエン社製(アメリカ)の角型モデルが最初といわれている。現在ではフランク・ミュラーが有名。
回転計算尺
飛行の速度や飛行距離・所要時間・燃料の残量等が計算できるよう、1920年に実用化されたベゼルのこと。現在ではブライトリングのナビタイマーに搭載されている。
回転ベゼル
潜水時の残り時間表示や第2時刻表示など用途は多様。史上初の回転ベゼルは1929年に米海軍指揮官 P.V.Hウィームス が考案したロンジン製の航空時計に搭載。これにより秒針合わせが可能となった。史上初のラチェッド式は1953年頃発売のロレックス・ターノグラフ。
ガスケット
防水のために金属の接合部に使われている部品。(=パッキン
カーフ
正しくは生後約半年の仔牛の革を指すが、他の牛革もこう呼ばれることがある。ベルト素材に使われる。
カボション
リューズやラグ等に飾られる先端を丸くカットされた宝石のこと。カルティエやショパールに多く採用されている。
カム式クロノグラフ
ピラーホイール式に比べ、パーツ量を減らすためのカムを用いたクロノグラフのこと。
ガンキ車
脱進機のパーツの一つ。テンプに一定の力を与えることで左右に回転させ、テンプからの規則正しい振動周期を各歯車へ送る役目を果たす。
緩急針
ヒゲゼンマイに接しており、これを左右に移動させることでヒゲゼンマイの長さを微調節でき、結果、進み・遅れが調節できる。その多くは緩急針移動用の調整レバーの下(ネジ状のものもある)を付加しているが、これがないムーブもある。また、ロレックスのムーブでは緩急針に代え、テンプ外輪のアジャストスクリューネジで精度調整できる。

キ

機械式時計
メカニカルウォッチともいわれ、巻き上げられたゼンマイが反発する力で駆動する時計。(⇔クォーツ式時計
逆回転防止ベゼル
ダイバーズの回転ベゼルに多い。潜水中、知らぬ間に逆回転させてしまうと、表示の潜水時間が実際より長くなぅてしまい、これを防ぐ機構。
キャリバー
時計を刻むための機械本体のこと。あるいは、Cal.と略し、Cal.〇〇〇〇などとして機械本体の型式番号に使用される。
ギョーシェ
ブレゲが初めに用いた碁盤の目状の彫刻方法で文字盤に繊細な表情を与える。プレス式と手旋盤を使った職人による手彫りの手法の二通りある。
金無垢
本来は中が詰まっている(空間が無い)という意味だが、時計に於いてはK18YG、K18PG、K18WG、PT、あるいはそのなかのコンビで造られたものの総称となっている。

ク

クォーツ
クォーツとは水晶のこと。水晶に電気を流すと微振動がおきる性質を利用して時間を制御するシステム。簡単にいえば電池式時計。ロレックスでも極わずかながら生産している。(⇔機械式時計
クラウン
ロレックスの王冠をモチーフにしたロゴ(時計技術者の手という説もある)。ロレックスのリューズの名称でもある。現在ほとんどのロレックスがねじ込みリューズになっており、高次元の気密性を保つことができ、水や埃の侵入を防いでいる。いまでは一般のダイバーズ時計にも採用されているが、ロレックスが世界で初めて開発し1927年9月21日に特許を取得している。(⇒リューズ参照
クラスプ
メタルブレスや革バンドのワンタッチ式に作られている留め具のこと。
グランドコンプリケーション
トゥールビヨン・永久カレンダー・ミニッツリピーター等の特に複雑な機能を二つ以上備えている時計のこと。
クリスタル
時計の表面についているガラスの名称。現在のインポートウォッチのほとんどが人工のサファイアを使用している。傷が付きにくく防湿性にも優れ、文字も見やすい特質がある。めったにないが万が一割れると粉々になってしまい、針や文字盤を傷つけ、デイトの窓からムーブメントにも入り込み傷をつけてしまう恐れがある。
クルー・ド・パリ
「パリの爪」の意。フランスで300年以上継承された宝飾デザインで、腕時計ではベゼルに採用される。なお、史上初めて用いられたのはA.L.ブレゲだ。
クロコダイル
本来はワニの一種を指すが、皮革用語ではワニ革の総称となる。希少で高価な素材で、時計ではベルトの表革に使われる。
クロノグラフ
ストップウォッチを搭載した時計のこと。
クロノメーター
1951年に制定されたスイスのクロノメーター検定協会の定めた試験にパスした時計にのみ与えられる称号。15昼夜の期間、姿勢差や温度差の平均日差を計測する。ロレックスのほとんどのムーブメントはスーパーラティブ・クロノメーターというさらに厳しい試験に合格している。一時期はクロノメーターに合格した時計の約80%がロレックスであった。

ケ

ケース
時計の本体の外側のこと。

コ

コーアクシャル脱進機
3つの爪石のアンクルが特徴的(通常は二つ)で、消耗が少なく安定した高精度を期待できる。1999年オメガが実用化に成功。
コインエッジ
ベゼルやケースの側面に施されるコインの縁のような溝状の装飾のこと。構造上、耐久性が高いという説もある。
香箱
ゼンマイが破損した際に他のパーツを傷つけないため等の目的で造られたゼンマイを収めている筒状のケース。
コラムホイール
クロノグラフのプッシュボタンからの動力により回転し、各部品に命令するいわばクロノグラフを制御するパーツ。
コンバーチブルケース
スポーツ等の衝撃から風防を守るよう、時計ケース部分を裏返しに出来る時計。ジャガー・ルクルトのレベルソが有名。
コンビ
一般的には二種類の素材を使い造られる物。
コンプリケーション
トゥールビヨン・永久カレンダー・ミニッツリピーター等の特に複雑な機能を備えている時計のこと。

サ行

サ

サイクロップスレンズ
ロレックスが採用している用語で、風防のうち、デイト表示窓上面に設けられ、その表示文字を拡大して視認性を高めたレンズ状部分のこと。
サファイヤクリスタル
サファイヤガラスのこと。風防の素材の中でも最高級とされる。正しくはガラスではなく、人工サファイヤの結晶をスライス・研磨したもので傷つきにくく、経年変化がほとんどないが、加工の難しさ(ことにドーム状の成型には高い技術を要する)もあって高価だ。ほとんどの高級腕時計の風防には、この素材が採用されている。
三番車
二番車と四番車の間の位置にあるパーツ。二番車の動力を増速させている。

シ

磁気帯び
ムーブメントに外部から何らかの影響で磁気が残ってしまった状態。時間の狂い等トラブルが起きる。
姿勢差
時計は重力の影響で、向いた方向により時間の進みが若干変わる。その時間の差をいう。
自動巻き
機械式時計のゼンマイの巻かれる方法の一つ。腕の運動により中のローターが回転し、ゼンマイが巻かれる方式。現在の機械式時計のほぼすべてに採用され、ほとんどが手巻きも併用できるようになっている。手巻き式に比べ機械の厚みができてしまうのが難。(⇔手巻き
ジャンピングアワー
文字盤に設けられた小窓に時や日付を数字で表現したもの。その時刻になると一瞬に表示が変わる。ジャンピングアワー(時の表示)が有名。
ジュビリー
[JUBILEE]語源はヘブライ語yRbhIl(雄羊の角)→「喜びの叫び」→「歓喜」:記念祭、歓喜の意味。ロレックスでは5列に細かく分かれているバンドのことをジュビリーブレスレット、ロレックスのブランド名をこまかく浮き彫りにした文字盤をジュビリーダイヤルという。(またJUBILEEは当店の名前でもあります)
ジュネーブスタンプ
スイス・ジュネーブ市の技術規格法24条にならった検定に合格した時計に与えられる称号。クロノメーターより厳しいといわれ取得ブランドはパテック・フィリップが有名。
シリアルナンバー
一つ一つの時計に割り当てられた番号等の記号。
振動数
一時間にテンプが振動する回数。高回転ほど時間の制度は高くなるが消耗も激しくなる。

ス

スウォッチグループ
1926年、ETA社が中心となり組織化されたエボーシュ連合を母体とし、日本のクオーツ勢に対抗するため、83年にロンジンやオメガをはじめとする時計メーカーなども取り込んだ一大コングロマリット、SMHグループが誕生。1998年にスウォッチグループに改称され、1999年にブレゲを、2000年にはジャケ・ドローも参加に収めている。
スケルトン
スケルトンとは骨組みのこと(透けているという意味ではない)。文字盤や裏蓋に透明な素材を使い、中の機械が見えるようにする手法。またはその時計の総称。裏蓋のみ搭載しているモデルが多く、バックスケルトンといわれている。
スクエアケース
四角の形状の時計ケースのこと。(=レクタンギュラー
スクリューバック
ケース裏側のねじ込み式のふたのこと。特に気密性を高くすることに用いられ高い防水性を確保している。(裏蓋)
スクリューロック
ロレックスが1927年9月21日、イギリスにて特許取得したねじ込み式のリューズのこと。ネジの気密性とゴム製のパッキンを組み合わせることにより、高い防水性を実現した。現在では他のブランド時計、特にダイバーモデルに採用されている。
スプリットセコンドクロノグラフ
計測用の秒針が二つ付いており、スタートボタンで二本同時に計測を開始。もう一度スタートボタン(あるいは別のボタン)を押すと一つだけの秒針が止まり、計測時間を記録する。その間も片方の秒針は動き続け計測が可能。その状態でもう一度スタートボタン(あるいは別のボタン)を押すと止まっていた秒針が動き続けている秒針に一瞬にして追いつく。このような複雑な機能を持ったクロノグラフのことで、ラップタイムの計測などに使う。
スモールセコンド
文字盤の中央に取り付けられている時針や分針から独立した、インダイアルに取り付けられている秒針のこと。クロノグラフ式の時計にはほとんど採用されいる。

セ

セラミック
焼き物と同じ原理で製造される極めて硬く作られている素材。非常に硬度はあるが衝撃で割れてしまうこともある。
精度
時計の刻みの安定性を表す用語。機械式では進み・遅れによる一般的平均日差(1日の誤差)は約10~20秒、月差(1か月の誤差)では約5~10分とされる。ただし、腕の運動量やクロノグラフを使用した頻度などで精度は微妙み違ってくる。
積算計
測定量を時間的、または一定量ごとに区切り、これらを加算して総量を示す計器。電力やガス、水道のメーターなどが該当するが、時計ではクロノグラフに搭載されている経過時間表示(クロノ秒、30分計、12時間計など)を指す。
センターセコンド
時針・分針と同じ位置の中央に秒針がついているごく普通のモデル。ほとんどのモデルがこれにあたる。
ゼンマイ
機械式時計の動力となる部品。一般の機械式時計はゼンマイを一杯巻いて40時間ほどの作動であるが、8日間動き続ける時計もある。

ソ

素材
現在の時計の素材はSS(ステンレススティール)・K18YG(18金イエローゴールド)・K18PG(18金ピンクゴールド)・K18WG(18金ホワイトゴールド)・Pt(プラチナ)・チタン・セラミックが主流。またいずれか2種類を使いコンビでも製造されている。

タ行

タ

耐磁式時計
強い磁気の影響をうけると、極端な時間の狂い等の不具合が生じる。それを防ぐためにケースあるいはその内部に耐磁素材を使いムーブメントを守る構造の時計。
ダイバーウォッチ
正式にはダイバーズウォッチ。ダイバーの使用に耐えうるよう防水能力(一般的には100mより上の防水)に長け、水中での経過時間の計測が可能な回転ベゼル等の装備がされているモデル。
ダイヤル
文字盤のこと。
タキメーター
クロノグラフのベゼルについている計器表示のこと。ストップウォッチを働かすことで、単位時間あたりの生産量や速度などを測れる。
脱進機
ゼンマイの動力を一気に放出するのを防ぎ、同時にゼンマイの回転運動を往復運動に変換させるパーツ群。構成パーツはガンキ車とアンクル。(=エスケープメント
ダブルネーム
時計ブランドが他社販売店や他社ブランドのために製造し、文字盤にそのロゴがプリントされているモデル。ロレックスのダブルネームではティファニーが有名。カルティエ、コメックスなどもある。現在ではコメックス以外の供給はしていない。

チ

チタニウム
略語はチタン。灰白色の金属で軽量だが強度があり、耐久性、耐食性に優れる。金属アレルギーが起きにくいという利点もある。
調速機
ゼンマイから放出される動力を一定の速度に抑え、脱進機に戻す働きをするパーツ群。パーツ構成はテンプ・ヒゲゼンマイ等。
チラネジ
バランススクリューネジともいう。微妙に振動運動するテンプのバランスを均一に調整するため、天輪に取り付けられた複数の微小ネジ。古典的なムーブに多用されたが、現行ムーブではほとんど見られない。

テ

デイデイト
曜日(デイ)と日付(デイト)の両方の表示が付いている機能、またはその時計名称。(=デイトデイ)
デイト
時計では日付表示機能のこと。
デイトジャスト
デイトが12時前後に一瞬で変わるロレックスの機構。またその機能が付いた時計のこと。
デジアナ
時間等を針で示すアナログ表示と数字で表すデジタル表示の両方を文字盤に同居させた時計の通称名。アナデジともいわれている。
デッドストック
製造終了となったモデルであり、未使用のまま保管されていた在庫品のこと。
手巻き
機械式時計のゼンマイを巻く方法の一つ。リューズをまわすことによりネジを巻く方式。自動巻きに比べ時計を薄く設計できるメリットがある。(⇔自動巻き
デュアルタイム
長・短針を持つ12時間の時刻表示文字盤を2面搭載し、各々が異なる2か国の時刻を表示できる時計。分針が1本のみで24時間針を持つGMTモデルよりも第2時刻が読み取りやすい。
テンプ
天輪・天真・振り座・振り石等から構成される部品。アンクルから伝わる反復運動でひげゼンマイと共に一定速度の振動を繰り返す。この速さが振動数という。

ト

トゥールビヨン
コンプリケーションの一種。テンプに加わる重力による時間の差異を最小限に抑えるため、脱進機調整機構を納めたアッセンブリーを一定時間の速度で回転させる機構。1795年にブレゲが発明。
トノーケース
トノー=樽。つまりタルを横から見たような形状からその名前がついた。現在ではフランク・ミュラーが有名。
トリチウム
夜光塗料として1960年代から1990年代まで使われていたが、放射性物質のため現在では使用されなくなった。
トリプルカレンダー
月・曜日・日付の三つの表示のある時計。
トワル
カルティエの時計ベルトに使われることが多く、裏側が革、表側がシルクの素材を張り合わせている。表面は光沢があり、特にレディースモデルによく合う上品な素材。

ナ行

ニ

日常生活防水
日常における汗や雨、洗顔時の水滴などの水気の付着に耐えられる程度の防水性能のこと。つまり、手首に時計を装着した状態で手は洗えるが、シャワーや水泳、ダイビングなどには対応できないレベルである。基本的には3気圧防水(30m防水)程度を指す。
二番車
香箱と三番車の間に位置するパーツ。香箱からの動力を増速させ、60分に一度の回転で分針の軸となる。

ネ

ねじ込みリューズ
ロレックスが1927年9月21日、イギリスにて特許取得したねじ込み式のリューズのこと。ネジの気密性とゴム製のパッキンを組み合わせることにより、高い防水性を実現した。現在では他のブランド時計、特にダイバーモデルに採用されている。

ノ

ノンクロノメーター
クロノメーター規格にパスしていない時計。といってもブランドによっては独自にそれ以上の基準を設けたりしているブランドもある。

ハ行

ハ

バーゼルワールド
スイス、バーゼル市で毎春開催される世界最大規模の時計・宝飾品の見本市。14世紀から行われていたスイス工業展に1931年、時計メーカーが参加したのが始まり。各社とも、その年入魂の新作をこのフェアでお披露目している。
パーペチュアル
[PERPETUAL]永久、果てしないの意味。ロレックスでは自動巻きのことを指し、1933年5月16日特許を取得している。他社ブランドでは永久カレンダーの意味を指す場合が一般的。
パッキン
防水性を高めるため、裏蓋やリューズ等の接合部分に使用されるゴム状あるいはプラスティック製のパーツ。オーリング、ガスケットともいう。
バックスケルトン
時計の裏側から機械が見えるように造られた裏蓋のこと。またはその時計のことをいう。
ばね棒
筒状のパーツ内にスプリングとそれに押されるような形で筒の両端に突起がでているパーツ。主にブレスとケースの接合部分やクラスプ等に使用されている。
パワーリザーブ
ゼンマイの巻き残量を駆動可能な時間で表示する機能。あるいはその搭載モデルの名称。
ハンターバック
ハンターケースのうち、裏蓋側にそれを覆うカバーがあるもの。多くはカバーを開くと裏スケになっている。

ヒ

ビジョウ
通常のレザーバンドの留め具。しかし最近ではレザーブレスもクラスプを採用しているケースが増えている。ロレックス デイトナのレザーバンドもそうである。(尾錠あるいは美錠とも書く)
ビッグデイト
デイトの表示を1の位と10の位との二つに分割し、二つのディスクを使った表示方法。1994年にランゲ&ゾーネが初めて搭載した。(=ビッグサイズデイト)
ピラーホイール
コラムホイールともいわれクロノグラフのプッシュボタンからの動力により回転し、各部品に命令するいわばクロノグラフを制御するパーツ。
ビート
振動あるいは振動数のこと。(⇒振動数

フ

風防
風防ガラスのこと。文字盤や機械を守ると同時に文字盤に表されている内容を見るようにするため、透明の材質が使用されている。現在では人工サファイヤが一般的だが、スピードマスター等にも採用されているプラスティック製も現役。
プッシュボタン
クロノグラフ等の多機能時計に付いている、リューズ以外の曜日合せ等に特化したボタン。クロノグラフではスタート・ストップボタン。
フライバック
クロノグラフ時計の特殊機能の一種。クロノグラフ計測中にリセットボタンを押すと一瞬にして秒針がゼロの位置まで戻り、次の時間計測を開始する機能。あるいはその機能が搭載されている時計の名称。
ブルースチール
高品質スチールに手作業で焼きを入れた鋼で、美しい色合いと光沢がある。独特のブルーに発色させるには焼きのタイミングが難しく、必然的に量産ができない。高級時計の針などに採用される。

ヘ

ヘアライン仕上げ
つや消しの仕上げの一種。一方向に無数に細かく傷を付けることにより、毛髪状の美しいラインを表現する仕上げ方法。
ベゼル
時計のガラスの周りについている飾りの部品のこと。ただの飾りではなくガラスとケースの間に圧力がかかった状態ではめ込まれていて、防水性を保持する役目もある。またスポーツモデルなどには回転ベゼルやタキメーターベゼル等もある。
ヘリウムエスケープバルブ
プロダイバーウォッチに装備されているヘリウムの排出バルブのこと。海底探査などの仕事に従事するプロのダイバーはチェンバーといわれている海底の水圧と同レベルまで加圧されながら浸水していく装置の中で生活をし、作業を終えると2~3日間をかけ減圧していき地上に戻る。その加圧される時に用いられるのがヘリウムと窒素と酸素の混合、あるいはヘリウムと酸素の混合であり、減圧時にエスケープバルブの無いダイバー時計は内部に侵入したヘリウムがうまく逃げずに、最悪の場合ガラスが吹き飛ぶという現象が起きた。その改善にロレックスが初めてリューズの反対側にヘリウムを逃がすためのバルブを設置。これがヘリウムエスケープバルブである。ロレックスが特許取得している。

ホ

ボーイズ
ロレックス等のメンズとレディースの中間のサイズを示す。日本ロレックスでの正式名称は合型。
ポリッシュ仕上げ
金属面仕上げの一種で、鏡面仕上げともいう。文字どおり鏡のような光沢があり、時計の外観に高級感をもたらす。

マ行

マ

マイクロローター
ムーブメントの中心軸から外れた位置に回転軸が設けられた両方向回転式自動巻きローターのこと。通常のローターよりも必然的に小ぶりとなる。パテックフィリップやショパールが採用。
マニファクチュール
自社一貫生産体制をもつ時計メーカーのこと。最近では自社ムーブメントを製造するメーカーという意味で使われる。ロレックス・パテックフィリップ・ジャガールクルトなどが、これに該当。

ミ

ミニッツリピーター
機械式時計での現在の時間を知らせる音を出す機能、またはそれが搭載されているモデルの名称。

ム

ムーブメント
機械式時計の時間等を刻むための機械本体のこと。(正式にはクォーツではモジュールというが、ムーブメントに入ることも)
ムーンフェイズ
文字盤に月の顔を回転式に表示し、月例表示をする機能。あるいはそれが搭載された時計の名称。
無垢
本来は中が詰まっている(空間が無い)造りのことをいうが、時計ではその素材のみで作られたモデルの総称になっている。

モ

文字盤
時計の顔ともいわれ時間や日付等を表現する盤。(=ダイヤル
モジュール
クォーツ式時計の時間等刻むための機械本体のこと。(機械式時計ではムーブメント)

ヤ行

ヨ

四番車
三番車とガンキ車の間に位置するパーツ。60秒ごとに一回転し秒針と連動する。

ラ行

ラ

ラウンドケース
ほとんどの時計に採用されている丸型のケース形状のこと。
ラグ
ケースの上下にあるベルトを付けるための突起部分。

リ

リューズ
ネジ巻きや時間、日付などを操作するケースサイドに付いているツマミのこと。パネライ等のレフトハンド用モデルには反対側に付いているものやカルティエ等にはリューズの無いものもある。
リューズガード
リューズの上下に作られ、リューズを直接的な衝撃から守るために付けられたもの。
リダン
本来は中古時計の文字盤の傷みを補修するための修理方法。文字盤のインデックスを外し、プリント面の塗装を剥がした後にオリジナル本来の文字盤の色に再生させる。しかし本来の文字盤の色にせず、オリジナルでは存在しない文字盤に変えてしまうこともあるので要注意。

レ

レトログラード
フランス語で逆行を意味。針は通常一周するが、扇状に動き、一杯の所まで動くとはじめの位置に戻る機構。
レクタンギュラー
長四角の形状の時計ケースのこと。

ロ

ローター
自動巻きの時計についている、ネジを巻くために回転する重りのような物。腕を振ったりすることでこのローターが回転しゼンマイが巻かれるようにできている。

ワ行

ワ

ワールドタイム
文字盤内やベゼルを使用し、任意の国名に合わせることにより二カ国の時刻表示が可能になる機能のこと。あるいはそれが搭載されている時計の名称。

A~Z

C.O.S.C
スイスのクロノメーター検定協会の略称。時計の品質向上を目的に設置された機関で、精度検査やクロノメーターの認定などを行っている。本部はジュネーブ。
GMT
1884年に制定された[Greenwich Mean Time]グリニッジ平均時のこと。「GMT機能搭載」などの時計は一度に2カ国以上の時間を同時に表示する機能を備えた時計のこと。
GP
Gold Plated の略:金メッキのこと。
PT(Pt.)
Platinumの略:プラチナのこと。現在一番高級な貴金属。アジア圏やアメリカで広く普及している。
PG
Pink Goldの略:K18(18金)のピンクゴールドの意味。
SIHH
カルティエ・グループが1991年にジュネーブで開いた内覧会を機に、翌年から年1回開催している時計展示会。正式にはSIHH(高級時計国際見本市)。現在、リシュモングループを中心に複数もブランドが参加している。
SS
ステンレススティールの略。
UTC
ユニバーサルタイム・コーディネイトの略。1972年よりフライトシュミレートの基準になっている世界時間。しかし、海流などの理由により地球の自転とは微妙な時間の差異が生じる。これを調整したのがGMT。
WG
White Goldの略:K18(18金)のホワイトカラーゴールドの意味。
YG
Yellow Goldの略:K18(18金)のイエローカラーゴールドの意味。昔はアメリカ向けにK14(14金)の時計も造られていた。
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